リクエストが多かった「甲状腺機能低下症」の食事療法・自然療法を公開しました。
甲状腺機能低下症うちの子の甲状腺は大丈夫?
犬は甲状腺機能低下症、猫は甲状腺機能亢進症にかかりやすくなっています。年1〜2回の健康診断の際には、最低でも 総サイロキシン(T4)という血液検査項目を含めてもらいましょう。異常があれば「遊離サイロキシン(FT4)」「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」「サイログロブリン・T4・T3自己抗体」の濃度を調べたり、超音波検査を行うことで甲状腺の状態をより詳しく知ることができます。
T4・FT4・TSH値は、医薬品の影響を受けます。服薬状況を把握しているかかりつけの病院で検査してもらうと安心ですね。
犬の甲状腺機能低下症の約5割は自己免疫性疾患。リンパ球性甲状腺炎とも呼ばれます。好発犬種は自己抗体検査も健康診断に含めるようにしましょう。T4値よりも先に陽性を示すことがあるため、早期発見につながります。
- イングリッシュセッター
- オールドイングリッシュシープドッグ
- ボクサー
- ドーベルマン
- レトリバー
- コッカースパニエル
- シュナウザー
- ピットブル
- ビーグル
- ダルメシアン
- マルチーズ
- ローデシアンリッジバック
- ハスキー
- 柴犬など
予防の鍵は、内分泌撹乱物質や免疫系のバランスを崩す成分を含まない新鮮な食事と適切なヨウ素の給与量。ヨウ素の量は少なすぎても多すぎても問題になります。手作り食を与えている場合は、愛犬・愛猫の必要量を知っておきましょう。
File 5:14歳の四国犬こまちゃん(甲状腺機能低下症・関節炎など)File 8:9歳のブル系ミックス・カイくん(抜歯手術後の胃腸障害・肝炎・膿皮症・尿失禁など)