暖かい季節が終わると、私たち動物の体の中では外に外にと向かっていた動きが内へと向かい始め、やってくる冬への準備が始まります。手首(犬猫の場合は内股)の表層で感じ取れていた脈は深くなり、いつもより深く押さないと感じ取れなくなることもあるでしょう。
この寒い時期に元気がなくなる子には、体を温め、気・血・津液を補う漢方薬を取り入れた体質改善がおすすめ。血流量をしっかり保ち、血行が滞りがちな体表や四肢のすみずみまでしっかりと栄養と潤いを届けることで、寒い季節も元気に乗り切ることができます。
その代表的な漢方薬が十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)。冷えた体を温め、全身の体力と抵抗力を高めてくれる家庭薬です。
- 秋から冬にかけて元気がなくなり、手足が冷え、皮膚の乾燥が気になる
高齢期や短毛種、皮膚・被毛の薄い子、痩せている子に多い症状ですね
アシュワガンダというアーユルベーダハーブにも同じような働きがあります。
アシュワガンダ温かい手作りごはんや日光浴、冷気の当たらない寝床も日常ケアとして取り入れ、家族みんなで温かく冬を乗り切りましょう。
乾燥から体を守る秋の薬膳体を温める食材で冬の不調を予防冬の関節ケア