獣医師による手作り食・自然療法ガイド

体質に合わせてカスタマイズ

手作り食には「絶対にこうでなければいけない」という一つの答えはありません。もし全ての犬猫に同じ食事を与えるのならペットフードと変わりませんよね。

ひとことで犬や猫といっても一頭一頭体質が異なります。例えば、野菜をあげるとそのままうんちに出てくる子もいれば、普通に消化できる子もいますし、野菜を与えないと便秘してしまう子もいます。同じ品種の犬や猫を多頭飼いしている方なら、同じ食事をあげて同じように育てているのに性格もなりやすい病気も全く違うことがあるのを実感されているのではないでしょうか。

こういった体質の違いは、遺伝、エピジェネティクス、年齢、生活環境、運動量、性格など、ミクロ的およびマクロ的なさまざまな背景を反映しているものです。血液検査のような数値として見える結果や品種の違いだけではなく、普段の行動や性格も総合して「全体のバランス」をみることで知ることができます。

普段の行動や性格を一番よく知っているのは他ならぬ飼い主のみなさんです。そして、飼い主さんの観察を参考にしながら身体検査を行い、「全体のバランス」をみることができるのが統合医療や伝統医療の訓練を受けた獣医師や看護師です。お近くに専門医がいれば一度診てもらうと自分の犬や猫を今までとはまったく違う新しい視点でみることができるようになるかもしれません。

病気が現れる前のサインをキャッチ

本サイトでは、お近くに専門病院がない方でも自宅でできる体質チェックや健康管理方法をご紹介しています。病気が現れる前のサインをキャッチして、毎日の食事で健康バランスを維持することが病気を予防する最大の秘訣です。毎日の小さな工夫が数年後に大きな違いとなって現れるでしょう。

生にする?加熱調理する? 野菜は切って与える?それともミキサーで混ぜる? 犬猫の主食の魚の選び方を獣医師が解説。うちのワンコ・ニャンコに合うお魚はどれ? 犬猫の主食の肉の選び方を獣医師が解説。うちのワンコ・ニャンコに合うお肉はどれ? うちのこは陰?それとも陽? 漢方の考え方を健康管理に取り入れる うちのこは何タイプ?性格から体質をズバリ診断 うんちの健康度チェッカー