獣医師による手作り食・自然療法ガイド

内臓肉と生骨を与えられない場合

準備するもの

お肉・お魚

緑色野菜ミックス

マルチビタミン・ミネラルサプリメント

1日あたりの給与量の目安

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1日の食事回数で割って与えてください

与え方

Paw 1
肉・魚の準備
  • 鮮度のよいものを選ぶ。
  • 魚は刺身用にし、丸ごと購入した場合は内臓とエラを取り除く。小魚なら骨ごと与えてもよい。
  • 流水で洗い、1食または1日分ずつ小分けして最低3日以上冷凍庫で保存する。一口大にカットしてもよい。
  • 赤肉、鶏肉(皮つき・皮なし)、白身魚、青魚、鮭など、さまざまな種類の主食を取り入れると、栄養の偏りが防げる。日替わりや週替わりでローテーションしても、毎日複数のものを組み合わせて与えてもよい。
Paw 2
卵の準備
  • 固ゆで卵から始めるのが安全。慣れたら生卵(特に黄身)に切り替えていく。
  • 毎日ではなく、数日分まとめて与えてもよい。
  • お腹がゆるくならなければ量を増やしてもよい。
  • 殻ごと与えるとカルシウム源になる。
卵を与えるとお腹がゆるくなるのはなぜ?
Paw 3
野菜の準備
  • 緑色葉物野菜、にんじん、ブルーベリーなど、複数種類の旬の野菜と果物を混ぜる。無塩発酵野菜を取り入れてもよい。
  • 犬の場合は、一口大に切るか、ミキサーで混ぜてペーストにする。量は主食の半分程度まで増やしてもよい。
  • 猫は食物繊維の消化がうまくできないのでみじん切りかペーストにする。量は全体の10%未満にする。
  • 毎日準備しても、数日分まとめて準備して冷蔵保存しておいてもよい。3〜4日中に使わない分は冷凍保存する。
野菜は切って与える?それともミキサーで混ぜる?無塩発酵野菜の作り方
Paw 4
サプリメントを探す
  • 栄養計算機で自分の犬猫に必要なビタミン・ミネラルの量を確認し、ちょうどよい量のマルチビタミン・ミネラル剤を探す。
  • ペット用でも人用でもよい。
  • 犬猫は必要なカルシウムの量が多いため、カルシウム剤が別に必要になることが多い。
  • 猫はタウリンもサプリメントとして与えるとよい。
  • アレルギーがある場合は、添加物も必ずチェックすること。
犬と猫の栄養自動計算機犬と猫の栄養自動計算機
Paw 5
与える
  • 与える前日に冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍する。
  • 湯煎するか、お湯を混ぜて体温程度に温める
  • 最後にサプリメントを混ぜて与える。
  • 生食でお腹の調子が悪くなりやすい場合は、少量の水で軽くゆでるか蒸して与えてもよい。加熱しすぎるとビタミンなどの栄養素が壊れるため半生程度にし、ゆで汁も一緒に与えるのがコツ。
そのちょっとした不調は冷たい食事のせいかも?温かい食事で愛犬と愛猫の健康を守りましょう
Paw 6
調節する
  • 食事の切替え期は週1回体重を測って量を調節する。基礎代謝量や運動量、体質は一頭一頭異なるため、上の計算機で表示される量はスタートラインとして考える。
  • 便秘しやすい場合は、野菜をペーストにせず、みじん切りから一口大で与える。プロバイオティクス食品も取り入れるとよい。
  • 軟便になりやすい場合は、野菜をペーストやピューレにする。骨の量を増やすと便が固めになる。プロバイオティクス食品も取り入れるとよい。
  • 炭水化物(穀類・芋類)も加えてもよい。猫は食事全体の10%以下、犬は30%以下が目安。カロリーが増えるので、その分他の食材を減らす。
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詳しくは他のページのガイドもご覧ください。

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