獣医師による手作り食・自然療法ガイド

ビーフ & セサミ

 夏の薬膳ごはん

牛肉とゴマは体を潤すことでこもった熱を和らげてくれる作用があります。エネルギーを補い、気力を高めてくれる効果もあるので夏バテ防止にも。

ワンちゃんには、できるだけ脂肪分の少ない牛肉を選んであましょう。脂肪分は熱がこもる原因になります。熱を冷ます効果のあるセロリ、ミレット(キビ)とほうれん草、胃腸機能を助け水分の淀みを防ぎ熱を発散させるショウガを組み合わせました。

猫ちゃんには炭水化物量が多いキビではなくレバーを組み合わせ。エネルギーと血液量を維持することで暑さを乗り切ってもらいましょう。

  • 潤して冷ます
  • エネルギーを養う

  • 暑くて乾燥した日に

 

 時間:30〜50分   犬レシピ |  猫レシピ |  作り置き |  グルテンフリー |  穀物フリー | レクチンフリー 

適していません
  • 牛肉アレルギー
  • ごまアレルギー

 犬用レシピ    猫用レシピ 


 犬用レシピ 

材料

牛肉(赤身肉またはひき肉) 500 g
セロリ 1/2 カップ
にんじん 1/2 カップ
ほうれん草 1〜2株
キビ 1 カップ
黒ごま(すっておく) 大さじ4
しょうが 2〜3 cm
ごま油 大さじ4
水またはボーンスープ 適宜

※炭水化物量を抑えたい場合はキビを半量にするか使用しない。

作り方

  1. キビを目の細かいザルに入れて洗い、水1.5〜2カップと一緒に小鍋に入れて強火にかける。沸騰したら弱火にし、20〜30分茹でて冷ましておく(調理時間は製品のパッケージを確認。炊飯器で炊いてもよい)。
  2. 牛肉、ほうれん草は一口大に切る。セロリ、にんじん、ショウガは千切りスライサーなどで細かめに切る。
  3. 材料をすべて混ぜ、1食分ずつ小分けして3日以上冷凍する。
  4. 与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。
  5. 熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜて与える。

  1. キビを目の細かいザルに入れて洗い、水1.5〜2カップと一緒に小鍋に入れて強火にかける。沸騰したら弱火にし、20〜30分茹でて冷ましておく(調理時間は製品のパッケージを確認。炊飯器で炊いてもよい)。
  2. 牛肉、ほうれん草は一口大に切る。ショウガ、セロリ、にんじんは千切りスライサーなどで細かめに切る。
  3. 大きめの鍋にごま油を入れて温めて、ショウガを軽く炒めてから牛肉、にんじん、セロリを加える。混ぜながら5分ほど炒め、材料がかぶるくらいの水(またはボーンスープ)を入れ、強火にする。沸騰したら弱火にし、材料すべてに火が通るまで煮る。
  4. 最後にキビとホウレン草、ごまを入れて一混ぜし、火を止める。
  5. 祖熱が取れたら、サプリメントを加えて与える。
  6. すぐに与えない分は小分けして冷凍保存し、与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。与える際に熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜる。

※ 時間がなければ、キビと他の材料をすべて混ぜて一緒に煮込み、最後にごま油とほうれん草を混ぜる。

カロリー

全量 = 1344 kcal(1/4量 = 336 kcal)

体重 1日量
5 kg 1/4量
7 kg 1/3量
12 kg 1/2量
16〜17 kg 2/3量
20〜22 kg 3/4量
28〜30 kg 全量

  • 避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 47%
脂質 19%
炭水化物 34%

1000 kcal あたりの栄養(輸入赤身牛肉を使用した場合)

必要なサプリメント

MEMO

 サプリメントガイド 

  • キビはグルテンもレクチンも含まない穀物です。炭水化物量を制限したい場合は、キビなしでも構いません。
  • うんちにそのまま出てきてしまう場合は、水多めで炊飯器でしっかり炊きましょう。

 グルテンってなに?   レクチンってなに? 

初めての方へ

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うちの子に必要なカロリーや栄養素の量は?

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サプリメントガイド

手作り食に不足しがちな栄養素をチェック

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 猫用レシピ 

材料

牛肉(赤身肉またはひき肉) 250 g
牛レバー 50 g
卵黄 2 個分
セロリ 20 g
にんじん 20 g
ほうれん草 1 株
黒ごま(すっておく) 大さじ1
しょうが 1 cm
水またはボーンスープ 適宜

作り方

  1. 牛肉、レバーは一口大に切る。セロリ、にんじん、ほうれん草、ショウガはみじん切りにする。
  2. 材料をすべて混ぜ、1食分ずつ小分けして3日以上冷凍する。
  3. 与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。
  4. 熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜて与える。

  1. 牛肉、レバーは一口大に切る。セロリ、にんじん、ほうれん草、ショウガはみじん切りにする。
  2. 大きめの鍋にごま油を入れて温め、ショウガを軽く炒めてから牛肉、レバー、にんじん、セロリを加える。混ぜながら5分ほど炒め、材料がかぶるくらいの水(またはボーンスープ)を入れ、強火にする。沸騰したら弱火にし、材料すべてに火が通るまで煮る。
  3. 最後にホウレン草とごまを入れて一混ぜし、火を止める。
  4. 祖熱が取れたら、サプリメントを加えて与える。
  5. すぐに与えない分は小分けして冷凍保存し、与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。与える際に熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜる。

カロリー

全量 = 931 kcal(1/4量 = 233 kcal)

体重 1日量
3 kg 1/5量
4 kg 1/4量
5 kg 1/4量
6 kg 1/3量
7 kg 1/3量
8 kg 1/3〜1/4量

  • 避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 44%
脂質 50%
炭水化物 6%

1000 kcal あたりの栄養(牛ひき肉を使用した場合。脂質を抑えたい場合は牛赤身肉を使用しましょう。)

必要なサプリメント

MEMO
  • 普段から内臓肉を与えていれば、必要なのはヨウ素タウリンだけです。
  • タウリンは食品中の含有量の変動が大きく、調理中や保存中に壊れやすいため、サプリメントの併用をおすすめします。

 サプリメントガイド 

  • 脂質を控えたい場合は牛赤身肉を使用しましょう。
  • 体を潤す効果のある腎臓肉マメ)もおすすめです。牛肉50 gを置き換えて。

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