獣医師による手作り食・自然療法ガイド

サーモン & ベジー(冬の薬膳)

 体を温める犬と猫の冬の薬膳ごはん

体を穏やかに温めてくれるサーモン。特に胃腸を温めて消化機能を高め、体が栄養素をきちんと吸収してエネルギーを作り出すのを手伝ってくれます。オメガ3脂肪酸が豊富で、アスタキサンチンなどの抗酸化成分も含まれています。

ブロッコリーは、寒い季節に硬くなりやすい関節や腱の動きをスムーズに。にんじんとじゃがいもは胃腸を助けてエネルギーを作りやすくしてくれます。ターメリックは解毒作用のほか、滞りがちな血流を改善し、気持ちを和らげてくれるなど様々な作用があります。

  • 体を温める
  • 胃腸機能を促進

  • 疲労回復

 

 時間:30〜50分   犬レシピ |  猫レシピ |  作り置き |  グルテンフリー |  穀物フリー |  

適していません
  • 魚・じゃがいもアレルギー
  • 水銀の摂取を避けたい場合
  • 進行した腎臓病・肝臓病
  • 膵炎・胆のう疾患

 犬用レシピ    猫用レシピ 


 犬用レシピ 

材料

サーモン切り身 500 g
ブロッコリー 100 g
じゃがいも 100 g
にんじん 100 g
かいわれ大根 50 g
ターメリック 小さじ 1
植物油 小さじ 1

作り方

  1. 野菜を洗い、小さめに切る。鍋または蒸し器に水を入れ、じゃがいもを蒸す。じゃがいもにある程度火が通ったら、にんじんとブロッコリーを入れ、やや固めに蒸し、冷ましておく。
  2. サーモンは刺身用を購入し、一口大に切る。
  3. 材料を全て混ぜ合わせ、1回分ずつに分けて冷凍保存する(与える前に最低3日間は冷凍保存すること)。
  4. 与える前日に冷蔵庫に移し、解凍する。室温で解凍しないこと。
  5. 解凍するのを忘れた場合は、ジップロックなどの袋に入れてぬるめの流水にさらす。
  6. 与える際に熱湯少々を混ぜて、室温〜体温くらいの温度に調節する。冷たいまま与えると消化不良の原因になるので気をつける。

  1. サーモンを洗い、一口大に切る。
  2. 野菜を洗い、小さめの一口大に切る。
  3. 鍋または蒸し器に水を入れ、じゃがいもを蒸す。じゃがいもにある程度火が通ったら、にんじんとブロッコリーを入れ、やや固めに蒸す。
  4. 野菜を蒸している間に、フライパンに植物油をひき、サーモンを炒める。中まで火が通ったら、ボウルに移す。
  5. 蒸した野菜、サーモン、かいわれ大根、ターメリックを混ぜる。
  6. 祖熱が取れたら、1回分ずつ小分けする。2~3日以内に与えるものは冷蔵保存、それ以外は冷凍保存する。
  7. 与えるときは、熱湯を混ぜて室温~体温くらいに温める。

カロリー

全量 = 1390 kcal(1/4量 = 348 kcal)

体重 1日量
5 kg 1/4量
7 kg 1/3量
12 kg 1/2量
18 kg 2/3量
20 kg 3/4量
30 kg 全量

  • 避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 47%
脂質 37%
炭水化物 15%

1000 kcal あたりの栄養(大西洋養殖サーモン・紅花油を使用した場合)

必要なサプリメント

MEMO
  • 普段から内臓肉を与えていれば、必要なのはヨウ素だけです。
  • ニンジンにはビタミンAの前駆物質ベータカロテンが含まれています。
  • 生で与える場合は、必要量のビタミンB群が補えます。

 サプリメントガイド 

  • 鮭を生で与える場合は、必ず刺身用のものを使用しましょう。
  • 輸入物の大西洋産サーモンは脂肪が比較的多く含まれており、オメガ3脂肪酸量も高くなります。日本産の紅鮭は脂肪が少なく、身が引き締まっており、ビタミンDが豊富です。
  • 脂肪分の多い魚は、水銀などの環境汚染物質の濃度も高くなります。週1~3回までを限度に与えてください。
  • 太りやすい子はじゃがいもをカリフラワー、かぶなどに置き換えて。

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 猫用レシピ 

材料

サーモン切り身 500 g
ブロッコリー 50 g
にんじん 50 g
かいわれ大根 20 g
ターメリック 小さじ 1
植物油 小さじ 1

作り方

  1. サーモンは刺身用を購入し、一口大に切る。
  2. 野菜を洗い、小さめに切る。にんじん、ブロッコリーは軽くゆでるか蒸して、冷ましておく。
  3. 材料を全て混ぜ合わせ、1回分ずつに分けて冷凍保存する(与える前に最低3日間は冷凍保存すること)。
  4. 与える前日に冷蔵庫に移し、解凍する。室温で解凍しないこと。
  5. 解凍するのを忘れた場合は、ジップロックなどの袋に入れてぬるめの流水にさらす。
  6. 与える際に熱湯少々を混ぜて、室温〜体温くらいの温度に調節する。冷たいまま与えると消化不良の原因になるので気をつける。

  1. サーモンを洗い、一口大に切る。
  2. 野菜を洗い、小さめの一口大に切る。
  3. 鍋または蒸し器に水を入れ、にんじんとブロッコリーを蒸す。
  4. 野菜を蒸している間に、フライパンに植物油をひき、サーモンを炒める。中まで火が通ったら、ボウルに移す。野菜・サーモンすべてを一緒に水煮にして、煮汁ごと使用してもよい。
  5. 蒸した野菜、サーモン、かいわれ大根、ターメリックを混ぜる。
  6. 祖熱が取れたら、1回分ずつ小分けする。2~3日以内に与えるものは冷蔵保存、それ以外は冷凍保存する。
  7. 与えるときは、熱湯を混ぜて室温~体温くらいに温める。

カロリー

全量 = 1271 kcal(1/5量 = 254 kcal)

体重 1日量
4 kg 1/6量
5 kg 1/5量
6〜7 kg 1/4量
8〜9 kg 1/3量

  • 避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 52%
脂質 43%
炭水化物 4%

1000 kcal あたりの栄養(太平洋養殖サーモン・紅花油を使用した場合)

必要なサプリメント

MEMO
  • 普段から内臓肉を与えていれば、必要なのはヨウ素タウリンだけです。
  • タウリンは食品中の含有量の変動が大きく、調理中や保存中に壊れやすいため、サプリメントの併用をおすすめします。
  • 生の場合はビタミンB群を与える必要はありません。

 サプリメントガイド 

  • 鮭を生で与える場合は、必ず刺身用のものを使用しましょう。
  • 輸入物の大西洋産サーモンは脂肪が比較的多く含まれます。紅鮭は脂肪が少なく、身が引き締まっており、ビタミンDが豊富。
  • 脂肪分の多い魚は、水銀などの環境汚染物質の濃度も高くなります。週1~3回までを限度に与えてください。
  • 猫は、脂肪分の多い魚を常食にすると汎脂肪織炎などの病気になることがあるため特に気をつけてください。
  • でんぷん質の多いじゃがいもは猫ちゃんのレシピでは使用していません。

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